3月の連休、初めての山形旅行。
雪深い東北地方では今でも旧暦通り1ヶ月遅れの4月3日に
ひな祭りを行うことが多いとのこと。たくさんのお雛様に出あえました 。
庄内藩御用商人から豪商となった旧風間家のお雛様。
お内裏様の後ろには「たち雛」が、お飾りにはカルタや毬も。
お内裏様の後ろには「たち雛」が、お飾りにはカルタや毬も。
江戸時代から大正時代までは向かって左が女雛でした。
たくさんの結びがお雛様の衣装を優美に飾ります。
紫の紐はあわび結び、肩から下がっている飾りは、梅結び→あわび結び
→あげまき結び→あわび結びを色とりどりの紐で連ね、房をつけています。
手に持った檜扇(ひおうぎ)には6色の紐(山科流では紅・緑・黄・紫・白・薄紅) を
両端に蜷結び(になむすび)にしています。
蜷結びは古い結び方で、調度品にも使われています。
鶴岡では、この押し絵がたくさん見られました。
そしておひな菓子として、干菓子、生菓子、飾り菓子(花鳥風月、山海の幸 を模ったもの)
をお供えする伝統があるそうです。
子供たちの健やかな成長を願うお節供には多くの結びが見られます。
赤い紐は全体を引き締める装飾的な効果もありますが、昔から護符として 伝えられた
結びは美しいお守りにもなっているのでしょう。
今年はたくさんのお雛様に出会えました。
この地方のおおらかさと温かさを感じる人形。
瓦人形というそうです。鶴岡駅構内で。
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